忙しい医療スタッフほどセルフケアが大切

医療現場で奮闘する医療スタッフが抱えるストレスは、多岐にわたります。
日々の慌ただしさや、患者さんの命を預かる責任の重さ、人手不足による過重労働の問題など、仕事柄多くの負担がのしかかってきます。
そのため、医療スタッフ自身がセルフケアをすることは、大変重要なことです。
もし、ストレスを溜め込んでしまうと、心だけでなく身体にも悪影響を及ぼします。
ストレスで心身に異変が起きているのなら、早めのセルフケア対策が必要です。

セルフケアを習慣にするには、まず第一歩として自身のストレスに気付くことが大切です。
業務に追われていると、つい自身の心が置いてきぼりになってしまうもの。
意識的に自身の感情・体調の変化に注意を向けることができれば、早急な対処が可能となります。
「寝ても疲れが取れない」「イライラすることが増えた」「集中力が落ちた」などの状態は、ストレスが蓄積しているサインであり、注意が必要です。

ゆっくり休息を取ったり、趣味の時間を設けても心が晴れないときは、誰かに話を聞いてもらいましょう。
悩みやストレスは、誰かに話すだけでも気持ちの重荷が軽くなるからです。
もし、周囲に話せる相手がいない場合は、プロのカウンセラーに相談するのも選択肢の一つです。
カウンセラーは、メンタルの専門的な知識と技術を持ったスペシャリストであるため、適切なアドバイスを受けることができます。

セルフケアは、自身のパフォーマンスを上げ、医療の質を向上するという意味でも不可欠なものです。
健やかに長く医療に従事したいなら、心身のケアを怠らないようにしましょう。