オン・オフのスイッチ切り替え術

医療は、患者さんの健康、ときには命にも関わる仕事であり、医療スタッフは多大なストレスとプレッシャーにさらされています。
医療行為に使うエネルギーが大きいこともあり、仕事モードとプライベートをなかなか切り替えられない方も少なくないようです。
そこで以下では、仕事モードのオン・オフをスムーズに切り替えるコツをいくつか紹介していきます。

まずおすすめなのが、イメージ法です。
仕事が終わったら、その日の出来事を一度頭の中で振り返り、職場に残していくイメージを持ってみてください。
職場のロッカーに仕事の悩みを閉じ込めてくるような感覚で、気持ちを切り替えましょう。
これにより、職場を離れた瞬間からプライベートに集中しやすくなります。

次に、職場と自宅の間に小さなルーティーンを設けるのも良い方法です。
たとえば、お気に入りの音楽を聴く、軽い運動をする、あるいは短い散歩を楽しむなど、仕事とプライベートの間にリセットの行為を取り入れるのです。
帰りにカフェに立ち寄ったり、ショッピングに行ったりして、環境を変えるやり方もあります。

そして、家族や友人など、身近な大切な人と話す時間を持つのも良い手法です。
会話を通じて日常のニュースを共有し合えば、自然とプライベートに引き戻され、安心するものです。
自分の殻に閉じこもるのではなく、できるだけ周囲の人々とのつながりを大事にしましょう。

最後に、質の良い睡眠をしっかり取ることもオン・オフの切り替えには欠かせません。
良質な睡眠は、体力の回復はもちろん、精神的なリセットにも役立つからです。
就寝環境を整えて、決まった時間に寝るリズムをつくりましょう。